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高校生インターン生と「民主主義博物館」へ行ってきました

  • 4月6日
  • 読了時間: 5分

世田谷区議会議員の原田竜馬です。

先日、NPO法人I-CASから来てくれた高校生インターン生と一緒に、2025年の4月、田園調布にオープンした「民主主義博物館」に伺いました。博物館は前々から行きたいと思っておりましたがなかなか行けず・・・

今回、4人のインターン生を受け入れましたが、各人が全く違う立場や経験をしてきているからこそ、民主主義博物館に行って、議論をしたら面白いだろうなと思い行ってきました。



実は、この博物館を運営している「日本若者協議会」が設立された当時、私もメンバーの一人として携わっており、先日は設立10周年パーティにも伺ったところでした。当時は、18歳選挙権が導入されたタイミングでもありましたが、それから若者の政治参画に携わる団体の数や若者の数は、年々多くなってきているように感じています。

また、私が所属していた数年は、国政政党などとの意見交換や政策提言に留まっていました。しかし現在は、識者として政策決定過程に関わることができているといったことを考えると、日本若者協議会の10年間には、とても大きな意義があったのではないかと感じました。




参加者による記念撮影
参加者による記念撮影






博物館の展示を巡りながら、憲法第十二条の「国民の不断の努力によって保持しなければならない」この言葉が、展示を歩きながらずっと頭の中でリピートされていました。




また同時に思い浮かんだのが、



というチャーチル元英国首相の言葉です。今の国際情勢や、この間の様々な選挙結果を見ていると、この言葉にこれほど懐疑的になったのは初めてかもしれません。

それでも私は、みんなでみんなのことを決め、より多くの人々を幸せにする民主主義の可能性に、かけたいと思っています。

民主主義が完璧な仕組みでないことは明らかです。時間も労力もかかり、もどかしい場面も多い。問題も多く生み出してしまう。それでも、対話を積み重ねることでしか、この社会は良くなっていかないのではないかと思っています。

民主主義を守ることは、一人ひとりにとって本当にタフな営みです。選挙で投票することはもちろん、日常の対話の中で自分とは異なる意見と向き合い、自分の考えを言葉にし続けること。そうした地道な積み重ねによってこそ、民主主義という仕組みは守られ、私たちの権利も保障されていく。生きたい社会は、自分たちの手で作るしかないのです。だからこそ、幼少期からそのトレーニング、主権者教育が必要だと議会の内外で訴え続けてきました。


壁に掲げられた様々な問い
壁に掲げられた様々な問い

博物館の展示を見ていると、「あ~教科書で見たな」という言葉が多く出てきます。しかし、教科書的な知識の習得がメインでないようなところが特徴でもあるのかなと感じました。

「民主主義とは何か」という根本的な問いから、社会運動の歴史、海外との比較まで、幅広いテーマが扱われており、一人でじっくり熟考するのにも最適な場所ですが、できれば複数人で訪れて、議論しながら回ることをおすすめしたいところです。



そして今回は、共に参加したインターンのうち3名率直な感想もご紹介します。


お気に入りの問いを持って記念撮影
お気に入りの問いを持って記念撮影

Aさん(カナダの学校に通っていて一時帰国中)

これまで「民主主義」というテーマについて、授業以外で触れたり友人と深く語り合ったりする機会は一度もありませんでした。しかし、民主主義博物館での体験を通じて、言葉の一つひとつに自発的な興味を抱くようになりました。特に身近に感じたのが「主権者教育」という言葉です。現在、留学先のカナダで、学校から予算を募り、自分たちでプロジェクトを立ち上げて利益を出すという実践的な授業を受けています。日本の学校では得られなかった新鮮な驚きがある一方で、責任を持って資金を運用する難しさや、チームをまとめるリーダーシップの重要性も痛感しています。


生徒主体の運営とはいえ、価格設定や資材調達などで先生のサポートが必要な場面もあり、こうした「学びの環境」を整えることは大人の義務だと感じました。まだ多くの学校では行われていない教育方法ですが、これから増えていくことで日本の社会のあり方や政治も少しずつ変わってくるのかもなと思いました。


Bさん

民主主義博物館では、展示されている政治や社会にまつわるパネルについて、他のインターン生の皆様とも議論しながら、原田議員とも日常生活ではできない社会的なディープな話ができました。また、展示を通じ普段の生活の中では、選挙権をあと一年で獲得する身にも関わらず民主主義について深く考えられてはいないことに気づきました。


Cさん

政治の中での民主主義は、私たち高校生でいう学校内での民主主義と重なる部分があると感じました。学校には生徒会など生徒主体で意思決定をできる場が設けられているものの、その本質には先生や大人の意見が根強くあり、学校という小さなコミュニティーの中ですらも民主主義は機能していないように思います。私自身生徒会として活動する中で、制服導入などについて、新たな活動の意思を強く持っても、結局意思決定を下すのは教員で、昔からの古風的な考え方や変化を拒み、生徒の希望ではなく教員の希望が通った結果にしか結びつかない、という現状があると思います。今抱いている不満やもやもやは今は解決できなくても、いつか行動を実際に起こすときのためにしっかりと覚えておいた方が良いという議員さんの意見が心に残り、私自身も今の経験をしっかりと将来の社会に役立てていこうと思います。そして生徒主体を掲げている多くの学校が、本質的に、生徒が意思決定をくだし新たな活動を行い、行事運営を行え、教員の目を気にせずに自由に活動出来るような環境へと変わっていけたらよいと感じました


「民主主義って○○かもしれない」という問いを考えるインターン生
「民主主義って○○かもしれない」という問いを考えるインターン生

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